Silent USB Linkが今日の午前中に届き、早速接続。うちのシステムでは、Diretta target Pi2をSilent USB Link付属のUSBケーブル、DACのPrecisoとSilent USB Link間はオーディオクエスト製のUSBケーブルCINAMONでつなぎました。
ちょっとみなさんの感想と違い、つけ始めはあまり違いがわかりませんでした。夜9:00頃から調子が出てきた感じです。これがエージングによるものなのか、夜になるとオーディオ環境が良くなる現象によるものなのかはわかりませんが、ちょっと今までにない鳴らし方をしているので、しばらく様子を見ようと思います。
さて、自分はSilent USB Linkについては、購入を迷ってました。PrecisoにI2S入力端子があるので、Diretta target Pi2の代わりにI2S出力端子があるDDC-00 I2Sを購入してUltra Slim I2Sで接続するとか、あるいはRIVO+がいつかDiretta可能になるのでは?しばらく待つとか。
Silent USB LinkとUltra Slim I2Sははたしてどちらがよいのか?というのはトップウイングやオタイオーディオのYoutube動画でもありましたが、どちらが良いのかは非常に難しい選択です。
そこで、最終的にSilent USB Linkを選んだ理由について長々と書いてみようと思います。
まず、DirettaやDDSのシステムの弱点というか不満に挙げられる点そして、DirettaがLAN伝送をどれだけ効率化・低ノイズ化しても、「最後のUSB接続で台無しになるのではないか」「USB特有の弱点から抜け出せない」というところです。
以下AIにUSBの弱点について聞いてみました。
1. USBという規格自体の「オーディオ的弱点」
USBはもともとPC周辺機器のための規格であり、オーディオ専用ではありません。
- 高周波ノイズが混入しやすい:USBケーブル内には5Vの電源線とデータ線が同居しているため、Target(受信機器)の電源ノイズやアースの濁りが、そのままDACへ流れ込みやすいです。
- ジッタ(時間的な揺らぎ)の発生:非同期(アシンクロナス)転送であっても、最終的なクロック精度やUSBコントローラーの品質に音質が激しく左右されます。
2. 「Target」マシンの品質の壁
Direttaは、LANで受け取ったデータをTarget(専用の小型PCやRaspberry Piなど)でUSBデータに変換してDACへ出力します。
- このTargetマシンが安価なシングルボードコンピュータ(Raspberry Piなど)の場合、その本体から発生するデジタルノイズや、チープなUSB端子の品質が「最後の出口」で音を悪くしている、という不満がよく上がります。
まさに、Diretta target Pi2は、リーズナブルにDirettaを体験できるいい機器なのですが、やはりUSB出力は心配なところなわけです。DAC内蔵の高級ストリーマーであればUSB接続は必要ありませんが、Direttaシステムを使うにはどうしても最後はUSB出力で外付けDACにつながなければいけません。
ストリーマーとDACをつなげる従来の方法は主に以下の4つがあったと思われます。音質的にいい順に並べます。
- I2S(HDMI形状など) 音声信号とクロック信号を別々に遅れる。ジッタにかなり強い。がノイズにはかなり弱い。
- AES/EBU(バランス・XLR形状) / 同軸デジタル(Coaxial) ジッタに強いが音声信号とクロック信号は一本の線で送る。こちらもノイズには弱い。
- USB 同軸はハイレゾデータが遅れない場合もあるが、USBだと大容量データが送れるという利点もあるが、PCノイズとジッタの塊
- 光デジタル(Optical)光によりノイズは消えるが、電気→光→電気の変換で時間軸がガタガタになってしまう。
ここに、今回 Silent USB Linkという新たなつなぎ方が増えるわけです。光によるノイズも消すが、MEMSクロック搭載リクロッカーというジッタを減らす機能もあるのです。
ジッタ低減とノイズ減少は二律背反的なところもあるのですが、Silent USB Linkは、ある意味ハイブリッド的な性質があるわけです。
順位的には①I2Sについで、2位になるのではないか?というところです。
それでも音質的に最高を目指すというなら、I2S接続を取り入れたいところですが、トップウイングやオタイオーディオさんのUltra Slim I2SとSilent USB Linkの比較動画から考察するに、I2S接続でいい音を鳴らすのは、ストリーマーとDACがいかにI2S入出力端子のノイズ低減に力を注いでいるかによって違ってくると思われます。RIVO+とPreciso(北陸講演ではリニア電源ではなかったそうですが)みたいな、ミドルクラスでいい機器であってさえ、I2SよりSilent USB Linkの音質が上回ったことを考えるとI2Sのノイズ対策というのは相当困難なことと感じました。
オタイオーディオさんの比較動画では、I2S接続の方が上との判定でしたが、オーレンダーのN50(570万円)とA1(350万円)ですからね。ちょっと住んでいる世界が違うオーディオじゃないと無理ですね。
よって、自分はSilent USB Linkを選択するにいたりました。Direttaシステム採用している人なら、Silent USB Linkは最後のワンピースではないでしょうか?
トップウイング 菅沼さんのみんなの手に届く範囲のオーディオ機器の開発には頭が下がります。

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