ストリーミングしない人向け ポータブルオーディオプレイヤー(DAP) HiBy R3 Pro II 

TMNETWORKとオーディオ
  • 究極のアナログ感・生演奏感を求めるなら ➡️ 「NOSモード」をONにする(フィルターの計算自体をすべてやめる)。
  • 現代的なクリアさ・空間の広がりを残しつつ、音のキャラクターを微調整したいなら ➡️ NOSはOFFにして、通常のオーバーサンプリング状態で「ファスト」や「ミニマムフェーズ」などのアンチエイリアスフィルタを切り替えて楽しむ。1台のコンパクトなDAPの中に、高級機顔負けの「NOSモード」と「デジタルフィルターの選択機能」の両方が贅沢に詰め込まれています。
  • ソニーのウォークマンは、2026年7月30日をもって現行の全モデル(フラッグシップ機「NW-WM1ZM2」や「NW-A300シリーズ」などを含む)の出荷が完了し、現在は市場在庫のみの販売となっています。

    ソニーから新型ウォークマンの公式な発表予定日はまだアナウンスされていません。しかし、複数のオーディオ系海外認証機関の動きから、2027年1月〜2月頃に新製品が発表される可能性が高いと予測されています。

    2026年9月4日付で、国際的な安全認証(IECEE)にソニーの未発表ポータブルプレイヤーとみられる「3つの型番(YY1303B、YY1304B、YY1305B)」が新たに登録されました。これまでのウォークマンの型番の法則からも、これらが次期モデルであることはほぼ確実視されています。

    但し、ミドルハイクラスとして人気の高かったZXシリーズ(NW-ZX707)の後継機や最高峰フラッグシップであるWM1シリーズ(「NW-WM1AM2」および「NW-WM1ZM2」)の後継機になるのでは?と予想が立てられており、「Aシリーズ(A300の後継)」に該当するスペックの端末が含まれていないとの見方が出ています。

    自分は、NW‐A50を愛用していたのですが、先日の台風でカバンの中に入れておいたのにもかかわらず濡れてしまいお釈迦になってしまいました。

    買い替えを検討して、ウォークマンの新型を待ったとしてもAシリーズでも6万円~7万円くらいが予想されます。

    それに、NW-A300に今まで買い替えなかったのは、ストリーミングを全く興味がなくてやらないのとアンドロイドOSの欠点として、A300は、徹底したノイズ対策(シールドの強化など)は施されていてA-50より音質はいいらしいのですが、Wi-Fi通信中やアプリのバックグラウンド処理が走った際に、微小な高周波ノイズが音に影響を与えるリスクが構造上どうしても残るというのとバッテリー残量が極端に減りやすく、音質への影響が心配されたからです。

    ストリーミングなしで、専用OSで動く3万円~4万円のNW-A50と同じくらいの性能のものを探しておりました。そこで、今回購入したのはHiBy R3 Pro IIになります。HiBy R3 Pro II」の定価(国内正規代理店の発売時価格)は39,402円(税込)で、現在のネット通販での実売価格は約34,800円〜36,300円前後となっています。楽天ではポイント差し引けば同じような価格になりますかね。

    全く、ストリーミングを行わなず、NW-A50と同価格帯で同じような性能で、買い替えるならHiBy R3 Pro IIが、音質面もグレードアップしてお買い得だなと感じます。しかもWi-Fi環境下であればTidal やQobuzも可能。バランス出力にも対応なので高級ヘッドフォンも単体で鳴らし切ることが可能ではないでしょうか?内蔵メモリはありませんが、キオクシア(Kioxia)のmicroSDカード(64GB)の価格帯は、一般的な標準モデルであれば約1,700円〜2,600円前後です。ウォークマンのメモリの32GBと64GBの差だと1万円近くしますからね、マイクロSDカードの方がハイコスパではないでしょうか?

    ※キオクシアmicroSDカード64GBで、カーオディオにDAPをつなげる際の注意点

    1. 原因は「FAT32」と「exFAT」の違い

    カーオーディオ(特に少し古いナビや純正ナビ)の多くは、昔からある「FAT32」というフォーマット形式にしか対応していません。

    • 32GBまでのカード:最初から「FAT32」でフォーマットされているため、車に挿すだけで100%認識します。
    • 64GB以上のカード:規格上、最初から「exFAT」という新しい形式でフォーマットされています。車側がこの「exFAT」に対応していないと、挿した瞬間に「未対応のデバイス」「読み込みエラー」になってしまいます。

    2. 【解決策】64GBを「FAT32」に無理やり書き換えれば繋がる

    実は、64GB以上の大容量カードであっても、パソコンを使って強制的に「FAT32」形式にフォーマット(初期化)し直してあげることで、古いカーナビでも問題なく認識して操作できるようになります。

    ただし、Windowsの標準機能では「32GBを超えるストレージをFAT32にフォーマットできない」という制限があるため、無料のフォーマット専用ソフト(「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」や「Rufus」など)をパソコンにダウンロードして実行する必要があります。実際、自分も書き換えました。DAPに64GBカードを入れたままパソコンにつないで書き換えをすることも可能なようですが、DAP本体を間違って初期化してしまう恐れがあるので、microSD用USBカードリーダーをつかって書き換えをした方が安全です。

    HiBy R3 Pro IIとNW-A50の簡単な性能比較

                                           

    HiBy R3 Pro II   発売年2025年NW-A50 発売年2018年
    イヤホン端子3.5mmシングルエンド + 4.4mmバランスイヤホン端子3.5mmシングルエンドのみ
    内蔵メモリなし(microSDのみ)2TBまで可能内蔵メモリ16GB / 32GB / 64GB + microSD
    接続端子USB Type-C接続端子WMポート(ソニー独自規格)
    連続再生時間最大約15〜20時間前後(環境による)連続再生時間最大約45時間(MP3再生/NCオフ時)
    Wi-Fi対応(Tidal / Qobuz等のストリーミング対応)Wi-Fi非対応
    本体重量約160g本体重量約99g(超軽量)

    HiBy R3 Pro IIとNW-A50DACのアンプの比較

    それぞれの特長をざっと調べてみました。2つ聞き比べた自分の感想としては、確かにHiBy R3 Pro IIの方が、低音に強みがあります。NW-A50の方は薄くてポケットに入れやすいのと長時間再生が売りのようですね。ノイズが少ないと言ってもDAPは外で歩きながら聴いたり、車の中でカーオーディオにつなげて聴くのでノイズのある無しまで感じるのは難しいかなと感じました。

    カーオーディオとUSBとつなげる場合は、DAC機能はカーオーディオ側になるのですが、それでも音の変化は感じとれました。HiBy R3 Pro IIの方がパワフルで低音が強い感じがします。

    今までは、デジタルだからプレイヤー側はどれでもいっしょだろうと思っていたのですが・・・・・

    一般的には、「(純粋な)USBメモリの製品ごとの違いによる音質差」は、一部のマニアや専門店の間で熱く支持されているものの、一般的なオーディオファン全体としては“グレーゾーン(議論の分かれる領域)”とされていますが、DAPによる音質の違いを認めるマニアも中にはいるそうです。

    HiBy R3 Pro II                                       

    フラグシップ級のDAC(CS43198)を2基、アンプ(OPA1622)を4基搭載しており、このサイズとしては非常にパワフルな出力を持っています。

    音の傾向: 解像度が高く、カチッとしたクリアな音。 4.4mmバランス接続をした時の、左右の音がクッキリ分かれる立体感(セパレーション)と、アンプのパワーによる低音の押し出しの強さはウォークマンを大きく凌駕します

    NW-A50

    ソニー伝統のフルデジタルアンプ「S-Master HX」 DACとアンプ一体型

    • ノイズが一切混ざらない
      アナログの信号は、近くにあるスマホの電波や画面の電気回路からノイズを拾いやすいという弱点があります。フルデジタルアンプは、イヤホンに届くギリギリまで「デジタル(0と1のデータ)」のまま処理するため、途中でノイズが混ざる隙がありません。これがウォークマンの「静寂の中から音が立ち上がるような、極めて雑音の少ないクリアな音」に繋がっています。
    • 圧倒的な省電力(バッテリーが持つ)
      HiByのように独立したDACとアンプを何個も積むと、電気を大量に消費し、本体も熱くなります。フルデジタルアンプは非常に効率よく電気を使えるため、本体を小さく軽くでき、バッテリーを長持ちさせることができます。(NW-A50が驚異の45時間再生できた最大の理由がこれです)

    HiBy R3 Pro IIとNW-A50DACのイコライジング機能の違い

    HiBy R3 Pro II

    HiBy R3 Pro IIのMSEBは「ボーカルの位置」「ベースの弾き方」や「ドラムの皮の張り具合」など、楽器の演奏そのものの生々しさや質感を直接いじって自分の好みにできます。

    NW-A50 

    バイナルプロセッサー(アナログレコードの響きを再現)スピーカーから出る音や、オーディオ基板の細かなノイズをデジタル処理でコントロールし、「アナログレコードをプレイヤーで再生したときのような温かく豊かな音」を再現する機能やDCフェーズリニアライザー(伝統的なアンプの低音を再現)ウォークマンのデジタルアンプ(S-Master HX)の特性をあえて変え、「昔のオーディオファンが好んだ、伝統的なアナログアンプの太く力強い低音の押し出し(位相特性)」をシミュレートする機能です。どちらかというと自分で直すというかウォークマンにお任せ機能のようです。

    HiBy R3 Pro IIのマニアックなデジタルフィルタ-選択機能

    「NOSモード」と「アンチエイリアスフィルター選択」の使い分けができます。

    • 究極のアナログ感・生演奏感を求めるなら ➡️ 「NOSモード」をONにする(フィルターの計算自体をすべてやめる)。
    • 現代的なクリアさ・空間の広がりを残しつつ、音のキャラクターを微調整したいなら ➡️ NOSはOFFにして、通常のオーバーサンプリング状態で「ファスト」や「ミニマムフェーズ」などのアンチエイリアスフィルタを切り替えて楽しむ。1台のコンパクトなDAPの中に、高級機顔負けの「NOSモード」と「デジタルフィルターの選択機能」の両方が贅沢に詰め込まれています。

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