リーダーとパートナーどのような角度で組んでいるか、考えたことがあるでしょうか?間違ったイメージでいると、リードが伝わらなかったりパートナーの邪魔になる恐れがあります。そこで改めて上から見た図を書くことで整理することにしました。
リーダーとパートナーの組む角度
間違ったイメージ図
まず、社交ダンスのスタンダード種目の組み方では、図1のようにリーダーとパートナーが平行にボディコンタクトしているイメージを持ってないでしょうか?一見正しいように見えますが、実際はこういう組み方をしてないし、前進もこのような方向には、動いてないと思います。
※黒髪がリーダー、金髪がパートナー、頭から出ている棒は、鼻だと思ってください。
正しい組み方(クローズドポジション)
ダンス書籍、日々受けるレッスン、レッスン動画より考察すると図2のようになります。リーダーとパトナーが平行に組んでない、言い換えると肩のラインが平行ではない。ナチュラルターンの1歩目でパートナーの足の間に足を出すためには、自分の首が向いている黒矢印の方向ではなく赤矢印のパートナーにとってのまっすぐ足を出す必要があります。
そんなわけあるか!!と思ってしまうかもしれませんが、図2の角度を変えてみましょう。だいぶ普段踊っているイメージに近づくのではないでしょうか?図3はLODに沿ってナチュラルターンの1歩目前進と思ってください。リーダーの首が向いている方向ではなく、パートナーをまっすぐ後退させる方向に右足を出すというイメージです。
更にイメージを持ってもらうために、リーダー、パートナーのホールドしている手を書き入れてみます。
黒がリーダーの手で赤がパートナーの手です。リーダーの両手のひらパートナーの背中に対して平行になっていることにも着目してください。
※パートナーはクローズドホールドでは、左を向いてますが、リーダーは自分の背中に対してはまっすぐ向いています。
まとめと補足
リーダーとパートナーは平行に組んでいません。リーダーの首が向いている方向ではなく、パートナーの背中が向いている方向に足を出す必要があります。(パートナーは、後退であれば、リーダーが来る方向に素直にまっすぐ下がれば問題ありません)
逆に言えば、リーダーは2人で動くためには、その行きたい方向に女性の背中を向ける必要が出てきます。また、今回の説明はパートナーの両足の間に足を出すインラインでの場合の方向について説明しています。パートナーの右足の外に出すアウトサイドパートナーでは、足の出す方向は変わってきます。その件は、次回以降の記事でまた書きたいと思ってます。
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