パソドブレでは、トウを使って1&2&等のテンポの速いタイミングでステップするフィガーがいくつかあります。いわゆるタップといわれるものですが、トウの全体を使うものもあれば、トウのインサイドエッジ(内側)、トウのアウトサイドエッジ(外側)微妙にフットワークが異なります。フットワークがちゃんとしてないとトラブルも生じます。
クードピック
①リーダー1歩目の右足体重をかけずにPPでCBMPにアクロスして前へポイント。左足膝を曲げ、左足で左へ1/8回転。
②リーダー2歩目で右足を左足にクローズ。右足で右へ1/8回転。
この1歩目のポイントのときのフットワークはトウのアウトサイドエッジになります。
これを、トゥの全体とかボールでついてしまうと、左回転するときの体全体の縦軸が左側に傾いて、逆の動きになる2歩目の右回転が非常に難しく、タイミングも遅れてしまいます。
1歩目がルンバのスポットターンの形に似ているのですが、JDSFの教本によるエクストゥリーム トゥ(トゥの最先端)だそうです。スポットターンの場合は2歩目が前進でそのまま左回転であるためフットワークがトウの中心であることが予想されます。
シンコペデーテッドセパレーション
①リーダー10歩目の左足 体重をかけずに横へポイント。右膝を曲げる。PPシェープになる。
②リーダー11歩目で右足 左足にクローズ CCPシェープを始める。
①での左足のポイントはトウのインサイドエッジになります。ここは、①でPPシェープで少しですが左回転、②のCCPシェープで逆に右回転になるので、フットワークがインサイドエッジでないと戻りにくくなります。
フラメンコタップ
スパニッシュラインからはじめる。
カウント
①トゥを外側に向けて前方の左足に体重を戻す。 1
②右足 左足の後ろでトゥでタップ。 右トゥを外側に向け、左ヒールの後ろへ &
③右足 トゥを外側に向けて体重をかけずに後ろに伸ばす 2
④右足 左足の後ろでタップ(ステップ②と同様) &
⑤右足 トゥを外側に向けて小さく後退 3
⑥左足 スパニッシュラインのポジションに置く 4
②④のフットワークはトゥであるのに対し、③の後ろに伸ばすステップのフットワークはトゥのインサイドエッジであることに注意が必要。これは、全体のシェイプによるものだと思われます。
まとめ
トゥのフットワークは面積が狭い分いい加減になりがちですが、内側外側と使い分けがあることが見落とされがちです。フットワークを注意してみると動きがやりやすくスピードもあがると思われます。
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