社交ダンス クイックステップ 音楽テンポが速くてパートナーとタイミングがずれる問題 

社交ダンステクニック考察

クイックステップは、2人でステップのタイミングを合わせるのが最も難しいのではないかと思われます。

あの速いテンポで、2人で走っていくランやシャッセをこなすわけですからね。パートナーの方もリードを待つだけでなくある程度の予測が必要とも言われてます。

スタンダード種目では、リードしてパートナーのフォローを待って次のリードする、いわゆるリード&フォローの繰り返しの作業が当たり前だと思いますが、クイックステップは、ちょっと例外なところもあると思います。リーダーがパートナーのステップの反応を感じながら踊ろうとすると、音楽のリズムからどんどん遅れていく。それに伴いパートナーも反応もどんどん遅れてくるといったような悪循環が生まれるときがあります。4クイックランのQQQQ、スキャッターシャッセのQaQaS&、ぺパポットのQaQQQSのリズムなんかが特にそうですね。多少ステップをはしょって、ごまかしながら踊りを続けるしかないこともあるでしょう。

では、どうするか?ですが、リーダーである自分だけでリズムを作り踊ってしまい、パートナーについてこさせるというのが、自分の中の今の結論です。言い換えるとパートナーを待たないということです。パートナーの歩幅に合わせようとか、パートナーのスピードに合わせようとかすると、かえってリズムがくるってきます。特にスキャッターシャッセのaのリズムは、実際に流れてる音楽にそのリズムがあることは少ないので、自分の踊りでリズムを作っていかなければなりません。2人で踊っていてもシャドウで1人で踊ってるように、QaQaとどんどんステップしてしまった方がかえってパートナーも遅れずついてくることに気付きました。自分自身も楽器になり、それにパートナーが合わせるみたいな感覚ですかね。

2人で走るランであっても同じことが言えると思います。過去の経験ですが、狭い教室で歩幅を小さくとか加減しながらランをするとどうも2人のタイミングもギクシャクしているのですが、広い競技会場で何も考えず、思いっきりランをする方が不思議とパートナーも遅れずついてきて、スピードもあがり、タイミングもバッチリあってました。

ただ、クイックステップは、競技中下手したら何週も周り走りっぱなしなんてこともありますからね。パートナーのステップが遅れてきたなと感じたときはちょっとPPにして休んでみるとか、臨機応変に対応するなんてことも必要かもしれませんね。

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