社交ダンス 正しいスウェイのかけかた

社交ダンステクニック考察
Viennese waltz. Young graceful artistic couple, man and woman dancing ballroom dance isolated over white background. Models in black stage costumes. Concept of art, beauty, grace, action, emotions.

スタンダードのスイングダンス種目にある技術にスウェイというものがあります。スウェイの定義としてはボディの左右の傾きです。

このスウェイをかけようとして、体を折らないようにとか、ボディサイドをつぶさないようにとか、肘が落ちないようになど注意をうけたことはありませんか?

この記事では、それらがどういう状況なのかということとそれを防ぐ方法について書きたいと思います。

スウェイとノースウェイの比較

まず図1に正しいスウェイの形を描きました。ノースウェイはスウェイがかかってない形。右スウェイとは右手側の右サイドが低くなったもの。左ウェイとは左手側の左サイドが低くなったものです。

正しいスウェイと間違ったスウェイの比較

図2で正しいスウェイと間違ったスウェイの比較をしてみてください。赤線のように背骨を通る中心線と両腕のホールドの線は垂直に交わるようにします。この十字線は、スウェイをかけても崩さないにするのがホールドの基本です。正しいスウェイの場合は、青線のようにボディサイドも真っすぐです。

これに対し間違ったスウェイでは、背骨の線に対し両腕ホールドの線が傾いてしまって垂直ではありません。

これは、スウェイの傾きを肩で作ろうとするとことで起こります。青線のボディサイドも曲がり、肘も下がってしまっているという状態です。

スウェイをかける方法 上半身ではなく、足首で傾きをつくる

見た目では、上半身の傾きでスウェイの形をつくろうとしてしまうのですが、実は足首の曲げ伸ばしでつくっています。

右スウェイでは右足はそのままで、左足のかかとをあげて左足首を伸ばしてください。

※左スウェイは逆に右足のかかとをあげます。

図3の青線のように右足と左足の高低差により骨盤も傾き、スウェイができるわけです。このとき下半身と上半身で緑矢印のような捻じれの感覚があります。

実際のダンスではフィガーの中でライズやターンがあると両足に高低差の違いがでてくるので、自然とスウェイができるというのが実際です。

間違ったスウェイをしないようにするためには、傾いて下になる方のひじの高さをあまり変えないようにする

実際のダンスでなんとなく傾きをつけようとすると図2のような折れ曲がったスウェイになってしまいます。ひじを落としてしまいやすいんですよね。

正しいスウェイは図4の赤線を見てもらえばわかるのですが、傾いて下になる方のひじ(右スウェイでは右ひじ、左スウェイでは左ひじ)の高さはちょっと下がるだけでほとんど変わりません。

下になる方のひじの高さをほとんど変えないということに最大限注意して、逆サイドのボディを青矢印のように上に伸ばすという感覚で正しスウェイになります。

特に、ひじが落ちてしまいやすいフィガーを挙げますとチェックドウイーブとかライトランジ、コントラチェックなどです。コントラチェックは特に女性が後ろに倒れるのにつられて右ひじを落としてしまいそうですが、左サイドのボディのストレッチだけで自然とスウェイがつきます。

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